昨日に続き・・・「ドゥービー・ブラザース」の話。
82年秋の全米ツアーを最後にグループとしての活動に終止符を打った後も、各メンバーの活動は活発だったなぁ・・・。
俺が「ドゥービー・・・」のメンバーの中で一番好きなパトリック・シモンズはソロアルバム「Arcade」を発表し、シングルカットされた「ソー・ロング」がトップ30入りしてる。
マイケル・マクドナルドはAOR寄りの音作りとは言え独特のアレンジの「If That's What It Takes」を発表して大ヒットした。
キース・ヌードセンとジョン・マクフィーはカントリー色の強い「サザン・パシフィック」なるバンドを結成したし、他のメンバーもセッションやツアーメンバーとして活躍していた。

でもね・・・
やはり「ドゥービー・・・」の頃に比べたらイマイチである。
何でかよー分からんけど、あの大所帯で作り上げる音には敵わないって言うか満足出来んかったな。
「もう一度、ドゥービーが再結成せんかなぁ・・・」
何て思ってたら7年ぶりに再結成することに!!
89年6月に発表されたアルバム「サイクルズ」で展開されるサウンドは正に「ドゥービーの真骨頂」なのである。

2012_03_16

1曲目の「ドクター」のイントロを聴いた瞬間「これやな! やっぱり!」ってな感じでニヤけたことを覚えてる。
何がそんなに良いのか・・・
多分、彼ら特有の「ツイン・ドラムス」が快感とも言えるノリを生み出し、そこにトムとパトリックのギター・リフが上手い具合に絡んで凄いグルーヴ感を出すトコなんだろうな。
勿論、タイラン・ポーターのブリブリのベースがグルーヴ感に拍車をかけてるんですが・・・
(でもツアーに参加してたスカイラークのベースの方がもっとブリブリでしたけどね)

skylark

こちらが脱退してしまった「スカイラーク」氏。好きだったけどな・・・
そんなもんで「サイクルズ」を買って暫くは「ドクター」を聴きまくってましたね(笑)



その後はメンバーチェンジを繰り返し、メンバーも相当な爺さん連中になってはいるが「このハイレベルなグルーヴ感」は未だに健在です。
俺が目標にするバンドの一つなんで、今後もこの調子で突っ走って欲しいですね(笑)
ちなみに「ドクター」のPVでスティックを持ってる「お三方」のうちジョン・ハートマン以外は・・・
皆さん、あちらに逝かれました。再度、合掌・・・